Drupal

DrupalのSEO [D7]

ウェブサイトのイメージ DrupalではSEOに有効な機能がいくつか用意されています。SEO対策は必須というわけではありませんし、ただちに効果が現れるものでもありません。しかし価値のあるサイトの構築を目指すのであれば検索エンジンに対する配慮は大切だと言えるでしょう。
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クリーンURL

多くのCMSではページリクエストの際にURLに付加したクエリストリングを必要とします。Drupalでも「http://hostname?q=node/5」などとリクエストすることで、内部パスが「node/5」のページにアクセスすることができますが、あまり可読性がよいとは言えません。

このようなときに有効なのが「クリーンURL」機能です。これを使えば「http://hostname/node/5」のようなわかりやすいURLでアクセスできるようになります。

クリーンURL機能を使うには、Webサーバで「mod_rewrite」機能を使用できる必要があります。またサーバによっては.htaccessなどで AllowOverride All の指定が必要なこともあります。

パスエイリアス

クリーンURLでアクセスできるようになっても「node/5」ではまだわかりやすいとは言えません。できれば「http://hostname/company/index.html」のようなURLを使いたいところです。

そのために用意されているのが「パスエイリアス」機能です。これはDrupalオリジナルの内部パスを別名(エイリアス)に置き換えるものです。これにより「node/5」に対応するエイリアス「company/index.html」を定義すれば、「http://hostname/company/index.html」へアクセスすることが可能となります。

単にわかりやすくなるだけではありません。既存サイトのリニューアルを行う場合に新旧のコンテンツでURLを一致させる場合にもこの機能を使うことができます。またURLはそのままにして新しいページに置き換えるときにも、パスエイリアスと内部パスの対応を書き換えるなどの対応もできるようになります。

XMLサイトマップ

XML sitemapは外部モジュールで実現される機能です。Googleなどの検索エンジンにサイト内のページ構成をまとめたサイトマップを送信することで、より効率的なクロールを実現することができます。

コンテンツを更新すればサイトマップにも反映され、送信が自動で行われます。

これを行えば直ちに上位に検索されるようになる、というものではありませんが、検索してほしいページの情報を検索エンジンに伝えることはSEO対策としては必須と言えます。

META TAG

HTMLでは<head>セクションの中に<meta>というタグをおくことができます。その名の通りページのメタデータ(補足的な情報)を記述するものですが、SEOの文脈で<meta>タグといえば<description>タグや<keywords>タグを意味することになるでしょう。

これらは通常のコンテンツとは異なるためユーザが直接的に記述することはできません。Drupalの場合にはテンプレートをカスタマイズする必要があり、手軽に扱えるものではありませんでした。

これを解決するのがMetatagモジュールです。

Metatagモジュールを導入すれば<description><keywords>などの<meta>タグを自由に設定できるようになります。ページごとに設定できるほか、サイト全体やコンテンツタイプごとのデフォルトを設定することも可能です。また最近重要性が高まっている「OGタグ」(Facebookなどに対応した<meta>タグ)にも対応しています。

<title>や<description>などの内容はコンテンツから自動的に入力されます。Drupalの流儀に従ってコンテンツを作っていれば、とても簡単に<meta>タグを設定することができるでしょう。

 

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