Drupalとはなにか
現在の社会においてインターネットを使った情報発信は当たり前のことになっています。そして情報発信が日常的になった分、情報のコントロールが大切になってきていると言えるでしょう。
情報の発信は素早く行わなければならず、また適切に更新されなければなりません。万が一誤った情報を発信してしまったときには、ただちに削除しなければ企業にとっては命取りになりかねないでしょう。
このように迅速かつ複雑に情報をコントロールするには、もはや手作業でWebサイトをつくっていては対応できません。そのために必要なのが、DrupalをはじめとしたCMS(Contents Management System)です。
Drupalとはなにか?
Drupalはオープンソースで開発されたCMS(Contents Management System)です。オープンソースCMSというとWordpressが有名でシェアの大半を占めていますが、Drupalも大規模サイトを中心に、一定のシェアを占めています。オープンソースですから誰でも無料で使用することができます。
現在の中心となるバージョンは7.xでもうすぐ8.xがリリースされる予定です。(2014年7月現在)6.xも利用可能ですが、7.xの開発が十分に充実してきているので、特に理由がない限りは7.xを使用するのがいいでしょう。
- Drupalは軽量かつ高機能なシステムであり、個人ブログから大規模サイトまで、幅広く利用できます。
- 拡張性が非常に高く、一般的なコーポレイトサイトからSNSのようなコミュニティサイト、あるいはWebアプリケーションのプラットフォームとしても利用することが可能です。
- 活発な開発が続いていて、セキュリティアップデートなども頻繁に行われています。
Drupalは異なるバージョン間(6.x、7.x、8.x)での互換性がありません。移行はできますが手間がかかるため、利用するバージョンは慎重に検討する必要があります。
Drupalで構成されたサイトの例
Drupalの特徴
Drupalは次のような特徴を持っています。
- PHPで記述され一般的なWebサーバで稼働する、軽量・高機能なCMSです。
- 充実したユーザ管理機能を持ちます。
- サイトの構成やデザインの自由度が高い。特に「テーマ」によるデザインカスタマイズの機能は強力で、細部にわたってカスタマイズすることが可能です。
- 豊富な追加モジュールにより機能の拡張が容易。また独自のモジュールを開発することも可能です。
- SEOに配慮したサイト構築が可能。URLからクエリストリングを排除できる「クリーンURL」機能や、検索エンジンと連携する「XMLサイトマップ」モジュールなど、多くの最適化機能やモジュールが利用可能です。
- 多言語に対応したサイト構築が可能。ページ単位で翻訳を管理することができます。
その他、Drupalの概要について以下の記事をまとめています。ご参照ください。